先日、ついに待ちに待った三線が手元に届きました。
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五十の手習い~三線が届いた!~
9月中旬に注文した三線が今日(10月4日)に届きました。早速開封すると、なんだか色々と入っています。 同封されている詳細は以下の通りです。 とまぁ、このように初心…
三線に触れたその時、ふと頭をよぎったんです。
「あれ?初めてギターを触ったときって、どうしてたっけ?」
あれは、たしか中学3年生のとき。家族は誰も弾かないのに、なぜか実家にあったクラシックギター。
目次
専門用語ゼロからのスタート
あのとき、どうしたっけ?
そうだ、当時、長渕剛が好きで、お小遣いをはたいてタブ譜を買ったんだ。
(今は全然好きじゃありません)
そのあとは?
コード?専門用語?そんなものは全くわかりません。完全に手探りでした。
覚えているのは、ただひたすら指の位置と右手の動きを反復したこと。
- 中指を第2フレットの5弦
- 薬指を第3フレットの6弦
- 小指を第3フレットの1弦
そして、右手は「下、下、上、上、下」。
「ここが、『ウーウーウー』のとこか(名曲『とんぼ』の前奏)」
Gが弾けるようになったら、Dへ。そしてEmへ。で、Cへ。

そう、ただそれだけを、何度も何度も、細かく細かく、ひたすら繰り返していたんです。
いつかの少年は・・・。
地道な反復こそが、最高の瞬間を生む

何か新しいこと、特に「できないこと」を始めたとき。
ついつい、「いつか弾けるようになる姿」や「完成した形」というゴールばかりを見てしまいがちです。
でも、本当に大切なのは、あのとき繰り返していた「地道とも言える、とても大切なこと」を愚直に反復し続けること。
その積み重ねの先に、「カタチ(音)」になったときの、あの鳥肌が立つような興奮と喜びがあります。
三線を購入し、弦を弾いたことで、30数年前の、夢中でギターを弾いていた無知で情熱的な少年と再会することができました。