かつてザ・ブルーハーツが歌いましたね。
「中身がなくてもイメージがあればいいよ」と。
今回は、まさにこのイメージの力がいかに大切か、という三線初心者の気づきです。
三線を弾く時間がない!「エアー運指」で壁を突破なるか?
注文していた三線が、手元に届いたのは10月初旬。

とても嬉しい出来事ですが、現実は厳しく、なかなか三線に触れるまとまった時間が取れず、もどかしい日々を過ごしていました。実際に取れても、毎日15分程度。。。
「こんな短い時間じゃ、上達なんてしないよな…」
でも、「上手くなりたい!」「早く弾けるようになりたい!」という気持ちは強いまま。
そこで、「触る時間がないなら、イメージトレーニングを始めてみよう!」と発想を転換しました。
移動中や仕事の空き時間を利用して、エアー運指(勘所)の練習を始めてみたのです。
三線の楽譜である工工四(くんくんしー)を口ずさみながら、左手は空中をピクピク動かす……傍から見たら、かなり怪しい人ですよね(笑)。
練習時間の質を変えた「イメージ」の貯金

そうしてイメージトレーニングを続けていたら、面白いことが起きました。
実際に三線で練習時間を確保できたとき、ゼロの状態から始める必要がなかったんです。
確かに、イメージ上の運指と実際に弦を押さえる勘所の位置は少し違います。
しかし、それはもはや誤差でしかない。「微調整」をするだけで済むようになりました。
イメージの貯金が活きてきて、上達のスピードを確実に上げてくれた手応えを感じました。
これはきっと三線に限った話ではないでしょう。
スポーツでも仕事でも、まずはイメージを持つことが大きな一歩になるはずです。
改めて、ブルーハーツの歌詞が心に響きます。
「中身がなくてもイメージがあればいいよ」
この気づきこそが、練習を続ける上での大きな原動力、そして励みにになっています。
昨日の三線教室では、講師の方から「涙そうそう」と「てぃんさぐぬ花」を課題としていただきました。
スキマ時間を使いながらイメージの力を最大限に活用しながら、この2曲を重点的に練習していきたいと思います。