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「できないこと」を始める時に思い出す原点

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先日、ついに待ちに待った三線が手元に届きました。

三線に触れたその時、ふと頭をよぎったんです。
「あれ?初めてギターを触ったときって、どうしてたっけ?」

あれは、たしか中学3年生のとき。家族は誰も弾かないのに、なぜか実家にあったクラシックギター。

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専門用語ゼロからのスタート

あのとき、どうしたっけ?

そうだ、当時、長渕剛が好きで、お小遣いをはたいてタブ譜を買ったんだ。
(今は全然好きじゃありません)

そのあとは?

コード?専門用語?そんなものは全くわかりません。完全に手探りでした。

覚えているのは、ただひたすら指の位置と右手の動きを反復したこと。

  • 中指を第2フレットの5弦
  • 薬指を第3フレットの6弦
  • 小指を第3フレットの1弦

そして、右手は「下、下、上、上、下」。

「ここが、『ウーウーウー』のとこか(名曲『とんぼ』の前奏)」

Gが弾けるようになったら、Dへ。そしてEmへ。で、Cへ。

APX-6S
これは高校一年の時に初めて買ったYAMAHA APX-6S

そう、ただそれだけを、何度も何度も、細かく細かく、ひたすら繰り返していたんです。
いつかの少年は・・・。

地道な反復こそが、最高の瞬間を生む

何か新しいこと、特に「できないこと」を始めたとき。

ついつい、「いつか弾けるようになる姿」や「完成した形」というゴールばかりを見てしまいがちです。

でも、本当に大切なのは、あのとき繰り返していた「地道とも言える、とても大切なこと」を愚直に反復し続けること。

その積み重ねの先に、「カタチ(音)」になったときの、あの鳥肌が立つような興奮と喜びがあります。

三線を購入し、弦を弾いたことで、30数年前の、夢中でギターを弾いていた無知で情熱的な少年と再会することができました。

ちさと
五十の手習いで三線を習い始めました。こちらのブログでは三線のことや暮らしの周辺を記録しています。爺さんになったときの自分へのギフトです。
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この記事を書いた人

千葉県在住。1975年産のフリーランス。
ただいま人生後半戦を漂いチュー。

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