久しぶりに連休がとれたので、バットマン号では初となる輪行ポタリング(日帰りだけど)に出かけることにした。
今回のテーマは、里山の景色を堪能しながらゆっくりのんびり走ること。
JR内房線の五井駅(千葉県市原市)を起点に、国道297号線と県道81号線(通称:清澄養老ライン)を南下して行けるところまで行ってみることにしよう。
五井駅からポタリングスタート
5月25日(木)6時19分、JR内房線の五井駅に到着した。
この日の気温は16℃。張り切ってショートパンツで来たのは浮かれすぎだったか?
なんてことを思いながら、輪行袋からバットマン号を出してチャチャっと展開してペダルを踏む。
五井駅から更級通りをしばらく直進して県道21号線にぶつかったら右折。そしてすぐに国道297号線に出て左折して、しばらくそのままのんびりと走り続ける。
国道297号線はこの時間でも交通量が多く、片道2車線をすごいスピードで車が走り抜けている。
でも、ふと左側を見ると田植えを終えた田んぼが広がっていて求めていた豊かな気持ちになれる。
国道297号線は、このまま走ると勝浦まで繋がっているので「海かぁ〜!海もいいなぁ〜」と揺らぐけどもイカンイカン。
今日のテーマはあくまでも「里山のんびりポタリング」なんだ。
欲張ることはない。次は海沿いを走ってみればイイだけのことだ。
▲道の駅「あずの里いちはら」でトイレ休憩
国道297号線から県道81号線へ
国道297号線を走り、牛久のあたりで県道81号線(通称:清澄養老ライン)に乗り換える。
県道81号線は鴨川を終点とする道で、房総半島の真ん中を縦断するかたちで南下できる。
県道81号線を走り出すと、緑の匂いが強く濃くなるのを感じた。
「いいぞ、これこれ!」とテンションがあがる。
なんせ、今日の「里山ポタリング」は、この県道81号線がメインロードだ!!と思って走っているんだから。
「そういえば・・・」
今日何度となく小湊鐵道駅の看板を見かけたけど、スルーし続けていたので、「ここらでいっちょ寄っておくか!」と、上総鶴舞駅を目指すことにした。
バットマン号にまだスマホホルダーをつけていなく、バッグからスマホを出すのも煩わしいので、畑作業中のオバサマに道を聞くと、とても丁寧に教えていただいた。
「ちょっと世間話でもしたいなぁ」と思ったけど、恥ずかしさが勝ってしまった。
「まだまだだなぁ〜、お前は」とバットマン号に呆れられながら、上総鶴舞駅へと向かう。
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小湊鐵道「上総鶴舞駅」で太パン兄さん
ほどなくして、小湊鉄道の「上総鶴舞駅」にたどり着いた。
上総鶴舞駅は、1998年に「関東の駅百選」、2017年に国の有形文化財(建造物)に指定された駅で、ロケの名所にもなっているそう。
時刻表を確認すると、あと30分ほどで上り電車(9時14分発/五井駅行き)が来るので、缶コーヒーを買って休憩することにしよう。
なんとも可愛らしい駅舎だ。飾らない昔ながらの感じがとても素晴らしい。
こういう竹ぼうきと熊手、久しぶりに見たなぁ〜。
普段目にしない(視界に入ってるんだろうけど意識していない)モノをみるだけでも、なんだかとても嬉しい気持ちになることができるもんだなぁ。
パシャパシャと写真を撮っていると、ロードバイクに乗った男性が颯爽と現れた。
その彼の太ももがパンパンに太い。どう鍛えたら、そこまでパンパンにできるんだ?というくらい見事な太ももだった。
「ちょっとお話したいなぁー。どこ行くのかなぁー?」なんてモジモジしていると、数枚写真を撮って、颯爽と太パン兄さんは走り去ってしまった。残念。
カンカンカンカン。
遠くで踏切音が聞こえてきた。来るぞ!
来るぞ!!
キターーー!!きゃ、きゃ、きゃわいい〜〜〜!
2両編成でウンショウンショとホームに滑り込むサマがたまらなく可愛らしい。
この可愛らしいツートーンカラーは国鉄色と呼ぶのだそう。
コントラスト強めのカラー(デザイン)が多いなか、こういうアースカラー寄りの色使いは癒されるものがある。
「いやぁ〜イイモン見れましたなぁ〜」
と空まで伸びそうな踏切を目で追いながら再びバットマン号に跨り、地面を蹴った。
そしてこのあと、アップダウンが激しくなる県道81号線でヒィヒィいうことを、この時のボクはまだ知らない。
里山ポタリングの後半については、また次回!
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