［1杯目］YUZU ペッパーエール

泡がない・・・。そのワケは香りを立たせたい時はあえて泡を立てないようにするそう。泡が香りをフタしてしまうため。

そしてその味は、まず柚子の爽やかさが広がり、その後ピリリとした刺激を舌に感じます。

先日の取材で、ビールが苦手だった人がクラフトビールに出会い、ビールが好きになった。
というエピソードを聞いたけど、まさにこの柚子 ペッパーエールは、そんな方が飲みやすい仕上がりになっていると感じました。

シャキッと爽快！！というよりは柚子の風味をゆっくり楽しむ味わいでした。

［ペアリング］黒七味風味の鶏の唐揚げ

基本的に、本シリーズでは料理は全てお任せです。
というのも、酒に合わせる料理もクセでオーダーすることが多いためです。
それでは、世界が広がっていかないので、ペアリングは全てお任せしています。

柚子ペッパーエールに合わせる料理は、黒七味風味の鶏の唐揚げです。
ビールのペッパーによるピリリ感と黒七味のピリリ感が相性抜群。
黒七味のピリリ感があることで、お肉が甘く感じました。

［2杯目］点描（てんびょう）

点描（てんびょう）とは
絵画などにおいて線ではなく点の集合や非常に短いタッチ[1]で表現する技法である。点描画、点描法とも言う。
Wikipediaより引用

メニューによると、醸造に必要なモルト・ホップ・酵母を1種類づつ選び、3つの材料から作り上げたIPA。とのこと。
ちなみにIPAとは「インディアペールエール」の略称のことで、ペールエールの一種のことです。

ならば、ペールエールって何なのよ？という話ですが、ペールエールとはホップやモルトの香りが豊かさが特徴のビアスタイルのこと。

2杯目の点描は、1杯目の柚子ペッパーエールよりも苦味があり、コクを感じることができました。
個人的にとても好きな味です。

［ペアリング］ソーセージ盛り合わせ

苦味を感じた口の中にパキッとソーセージを含む。肉汁が広がり、お口が喜んでおります。
それぞれのソーセージの違いも楽しめて良き良き。

［3杯目］船橋Hazy IPA 〜Fall in HOP EP.2〜

ホップ狂の原井氏による渾身の一杯「船橋Hazy IPA」の第3弾。
苦味は控えめでフルーティーで爽やかな仕上がりになっています。

こうして飲み比べてみると、一杯ごとにコントラストが変わってとても面白い。
酒を選ぶときは、ある程度のクセが作用するので、こうして全て委ねて酒を楽しむ。というのも良いものですね。

［ペアリング］船橋人参のラペ

さすがに、肉→肉と続いたので、軽めなモノをお願いしました。
今までラペとは交わらないジンセーを送ってきましたが、こうしてビールのお供に優しい甘さを楽しむラペというのも、しみじみ良いものですね。

カウンターでひとり飲みをしていた女性は、このラペをお持ち帰りしていました。
そうか。そういう楽しみ方もあったか！

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というわけで、今回（2023.12.06訪問）はここまで！
各料金は以下の通りでした。

お通し	330円
柚子 ペッパーエール（250ml）	660円
点描（330ml）	880円
船橋Hazy IPA 〜Fall in HOP EP.2〜（330ml）	990円
黒七味風味の鶏の唐揚げ	638円
ソーセージ盛り合わせ	660円
船橋人参のラペ	530円
合計	4,688円

船橋ビール醸造所（西船橋駅店）DATA

西船橋駅（北口）から徒歩1分。街の小さなビール屋さん。75mlという小さなタンクをあえて使って醸造し、その小ささを生かし、毎月数種類の新作を発表している。一人飲みにも最適な落ち着いた空間も魅力。

住所	千葉県船橋市西船４丁目29-9
アクセス	ＪＲ 西船橋駅 徒歩1分 地下鉄東西線 西船橋駅 徒歩1分
営業時間	月～金、祝前日: 16:00～23:00 （料理L.O. 22:30 ドリンクL.O. 22:30） 土、日、祝日: 12:00～23:00 （料理L.O. 22:30 ドリンクL.O. 22:30）
定休日	なし
禁煙・喫煙	全席禁煙 店外・屋外に喫煙スペースあり

公式HP