人形町(甘酒横丁)老舗の蕎麦屋「東嶋屋」で昼酒とたぬき丼を嗜む

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明治20年創業!老舗の蕎麦屋さん「東嶋屋」

東京メトロ日比谷線人形町駅から徒歩1〜2分。甘酒横丁に位置する東嶋屋さんの創業は1887年(明治20年)!!老舗中の老舗のお蕎麦屋さんです。

2016年に放送されたテレビ東京の長寿番組「出没!アド街ック天国(人形町特集)」のランキングでは2位に輝いています。

アド街ック天国

出典:アド街ック天国

ずっと行きたかったお店なのですが、先日「人形町七福神巡り」をしたときに、やっと寄ることができましたので、ゆっくりと昼酒を楽しませていただきました。




東嶋屋へのアクセス

人形町駅A2出口

東京メトロ日比谷線「人形町駅」のA2(もしくはA1)出口を出ると、そこはもう甘酒横丁です。

人形町駅A2出口
目の前に交差点(斜向かいに玉英堂が見えます)があるので、その信号を渡り、50mほど歩くと東嶋屋さんがあります。(東嶋屋の手前にはとうふの双葉があります)

東嶋屋

渋い店構えですよね。店先にはメニューが貼られていますね。

東嶋屋メニュー

ここで「ふーん」とか「へー」とかスルーしてもらっては困ります。店先でメニューが確認できるのは、とてもありがたいですよね。
店内で「う〜ん困った。エーッと。ウーンとね」と悩まずに、店先で今後の対策や戦略および傾向を練ることができるのは大変助かります。この時点で「塩辛」や「板わさ」そして日本酒があることが確認できますので、蕎麦前でシッポリできそうです。

◉蕎麦前とは?
蕎麦前とは蕎麦屋でお酒を飲む江戸っ子の風習で、蕎麦が出てくるまでの間に日本酒を片手に蕎麦屋定番つまみの「板わさ、焼き海苔、出汁巻き卵」などをいただく粋な文化です。

蕎麦屋のつまみは出汁の効いた味付けでお店によって微妙に違いがあります。

それは蕎麦屋では代々受け継がれた「かえし」を使用しておりそれが店の個性となるからです。(かえしとは砂糖、醤油、みりんを煮詰めて作られる深みのある蕎麦屋独特の調味料)

蕎麦前を楽しみ、ちょうど日本酒を一杯飲み終える頃に「挽きたて、打ち立て、茹でたて」の蕎麦が運ばれ、〆に蕎麦を手繰って長居はしません。そしてわずかにほろ酔い、店を後にすることが粋とされました。
引用:かまぼこのある暮らし より

それでは、早速店内に入ってみましょう。

 

東嶋屋の店内

東嶋屋の店内

これぞ正しいお蕎麦屋さんという感じの店内です。4人掛けのテーブルが6席。6人掛けのテーブルが2席ありました。

お客さんがいたので撮影できませんでしたが、壁には東嶋屋の歴史や当時の料金などが書かれたパネルが貼られていました。

次回伺う際は、ゆっくり拝見したいと思います。

 

東嶋屋のメニュー

東嶋屋のメニュー

曲がったことが大嫌い。ウチは奇をてらう必要なんてないんだかんね!と誇りを感じるようなオーソドックスなラインナップです。

ご飯もののブロックに、「たぬき」と「きつね」という、蕎麦・うどんジャンルでは幅を利かせているおなじみのメンツが、ご飯ブロックにエントリーされているのが気になりますね。

東嶋屋のメニュー

そしてこちらが、蕎麦前・ドリンクのブロックです。
板わさは鉄板で頼むとして、山菜おろしが気になりますね。
そして、しみじみ「ありがてぇな〜」と思えるのが、ビールの小瓶(400円)があることですよね。

ビール(小)で喉を湿らせ、そして冷酒へ!というイメージでしょうか?

というわけで!

 

蕎麦前をオーダー

東嶋屋

・板わさ 400円
・めかぶ(イカ入り) 400円
・ビール(小) 440円

を、蕎麦前としてオーダーしました。

これらをツマミながら、次の一手を考えるべく、引き続きメニューを眺めます。こういう瞬間って楽しいですよね〜。
冷酒の「そば処」って、なんなんだろう? と気になりましたのでオーダーしてみました。

清酒 蕎麦処

なるほど。千葉県の酒蔵 東薫酒造さんのお酒なのですね。とても香り高くそして飲みやすい清酒です。

あ〜、しみじみ旨い。
あ〜、しみじみ旨い。
あ〜、しみじみ旨い。
ず〜っとこの瞬間が続けばいい。

と、いつまでも飲んでいたいけど、長居をするのも野暮なもの。
そろそろメインとなるものをオーダーしましょう。

 

東嶋屋のたぬき丼が美味い!

東嶋屋 たぬき丼

・たぬき丼 750円

たぬき丼には味噌汁がつくのですが、プラス200円で味噌汁をお蕎麦に変更できるので、お蕎麦に変更してもらいました。

たぬき丼は、玉ねぎと蒲鉾が卵でとじてあり(いわゆる玉子丼)、その上に揚げ玉(桜エビ入り)が乗っています。

これだけで立派なツマミになる甘辛い味付け。大好き、この味。

東嶋屋 そば

蕎麦も絶妙な茹で加減です。歯応えもしっかりあります。

甘辛いたぬき丼を食べては蕎麦を啜り。
蕎麦を啜っては甘辛いたぬき丼を食べ。
たぬき丼を食べてはお漬物で箸休め。
そして冷酒で洗い流してリセット。

ず〜っとこのループが続けばいい。

そんなことを思いながら、東嶋屋さんを後にしました。
最高の時間をありがとうございました。また寄らせていただきます。

本日のお会計

2670円

 

東嶋屋 基本情報

東嶋屋

ジャンル そば、丼もの(蕎麦前あり)
住所 東京都中央区日本橋人形町2-4-9
電話番号 03-3666-6964
営業時間 11:45~16:00 / 18:00~21:30
定休日 日曜日

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