こちらの記事では、房総半島の内房エリアをツーリングした際に寄らせていただいた味処 宝家(木更津)さんのレポートしています。
明治30年創業の老舗「味処 宝家」
味処 宝家さんは、JR木更津駅(西口)から徒歩5分ほどの場所にある料亭です。創業はなんと明治30年!東京湾で水揚げされた新鮮魚介類や旬の山の幸などの素材を使った日本料理を提供されています。
木更津に行った時は是非とも寄りたいお店です。
東京湾で水揚げした新鮮な魚介類、房総台地で収穫した野菜など木更津ならではの風味豊かな素材を中心に、厳選したおいしさでお客様をお迎えしております。
【公式HPより引用】
明治30年創業!老舗の風格とおもてなし
創業明治30年。ということを事前に知っていたこともあり、外観からもその風格と独特のオーラのようなものも感じます。
味処 宝家さんの開店時間は11時30分なのですが、11時に到着してしまったので駐車場で待たせていただいていました。
ほどなくして、ダンディーな紳士(木更津ダンディー)に「そんなとこでお待ちいただいて申し訳ありません」と丁寧に声をかけていただきました。
100年の時を経て受け継がれ、そしてこれからも守っていかなければならないもの。それは何より”おもてなしの心”だと思っております。豊富な海の幸と旬の食材に恵まれた木更津の味わいをお客様にご満足いただくために、一期一会の精神でお迎えさせていただきます。
[公式HPより引用]
これですね。創業100年を超えてもしっかりと受け継がれていることが、木更津ダンディーの姿勢からもビシビシと伝わってきて、なんだかとても温かい気持ちになれました。
木更津ダンディーに「お庭を見せていただいてもいいですか?」と聞いたところ了承をいただきましたので、お庭を拝見させていただきました。
味処 宝家さんは元々は旅館だったこともあり、今もなおその名残を感じさせてくれます。しっかりと手入れされてあります。
ちなみに、1973年に旅館から料亭へと模様替えをしたそうです。
店内の様子
落ち着いた和の造り。ゆったりとしたテーブル席は低めの敷居に仕切られているので、ほどよく視界が遮られ、おちついて食事がいただけそうです。
テーブル席の他にも大広間や個室があり、慶事・弔事などにも重宝されているそう。
トイレへ向かう廊下にも旅館の名残を感じることができました。おそらくここが今は個室として活用されているのでしょう。
ランチメニュー
宝家さん名物のあさり御膳。そしてお刺身や天ぷらや煮魚など、豊富なラインナップです。
やはりここは、木更津の特産品でもあり、宝家さん人気ナンバー1のあさり御膳をいただきたいところです。
・あさりのかき揚げ
・あさりの串揚げ
・お刺身
・天ぷら
あさり御膳は、このようにメインの料理を上記4種類から選ぶことができます。
「う〜ん・・・どうしたものか」と思い、腕を組んで悩んでいたところ、和服をお召しになられた従業員さんに声をかけていただきました。
「かき揚げと串揚げのハーフ&ハーフもできますよ」とのこと。
絶対それじゃん!あさりのバリエーションを2種類も味わえるなんて最高に嬉しすぎるでしょ!
というわけで。
人気ナンバー1!あさり御膳をいただく
15分ほど待ったところで、きました!あさり御膳。とても上品ですよね。
・あさりご飯(おかわり自由)
・あさりのかき揚げ
・あさりの串揚げ
・あさりの佃煮
・お漬物
・あさりの味噌汁
「これでもか!」というくらい、あさりが堪能できそうな贅沢な御膳となっています。
気になるのは漬けダレの多さです。
漬けダレは全部で3種類ありました。
・天ぷらのタレ
・天丼のタレ
・ソース
「天ぷらのタレ」と「天丼のタレ」は、かき揚げ用で途中で味変が楽しめるようになっています。
ご飯がおかわり自由なので、2杯目で天丼にするのも楽しそうですよね。
こうした配慮もあり、「かき揚げ」と「串揚げ」という2つの揚げ物を飽きることなく堪能することができました。
嬉しいのが味噌汁の大きさ。ふっくらとしたあさりが一番楽しめたのが味噌汁でした。
あさりご飯は、とても上品で控えめな味ですので、おかずを邪魔することもありません。だからといって、あさりの存在感がないか?というと、そうでもありませんでした。
しっかりとその風味を味わうことができます。
驚いたのが、この小鉢(写真奥)です。
普通に豆腐にあんかけがかかったいるだけでしょ?と思って食べてみたら、クリームチーズのような味わいなのです。
運良く、席の前を従業員さんが通りかかったので声をかけて聞いてみました。
すると、これは「峯岡豆腐」といって、牛乳とクリームチーズを使った豆腐なのだそうです。
ちなみに「峯岡」というのは、千葉県南房総市にある峯岡牧場の牛乳を使用していて、この峯岡牧場が日本の酪農発祥の地とのことでした。
今度、南房総にツーリングに行く際は、この峯岡牧場に寄ってみたいです。
酪農発祥の地は、馬の放牧地としてスタートした。 戦国時代(1500年代)に国守里見氏が軍馬を育てる目的で嶺岡牧場を創った。その後江戸幕府が嶺岡牧場を直轄する。
8代将軍吉宗は馬の改良に力を入れ外国産の馬を輸入した。その際に印度の白牛3頭が入ってきた。白牛は年々繁殖し、1793年からは搾った牛乳から白牛酪が作られるようになった。
バターのような白牛酪は、始め将軍への献上品であったが後に生産量も増え庶民にも販売されるようになった。このことが日本の酪農のはじまりである。
[安房の酪農のあゆみ より引用]
アサリづくし!けバリエーション豊富で大満足でした!
代々受け継がれるおもてなしの精神が、従業員さんの姿勢だけではなく、御膳の上にも表現されているかのようでした。
「2200円って高くない?」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。これだけバリエーション豊富にアサリの名産品であるあさりを堪能できるのですから。
料理だけではありません。宝家という空間に身を置くことで、なんだかこちらも「おもてなしの精神」を学ぶことができ、人としても豊かになれた気がしました。
木更津にツーリングにくる際はまた寄らせていただきます。
ごちそうさまでした。そして素敵な時間や空間を提供していただき、ありがとうございました!
味処 宝家の基本情報
住所 |
〒290-0555 千葉県木更津市中央2-3-4 |
電話番号 |
0438-22-3765 |
定休日 |
第1・第3水曜日 |
営業時間 |
【平日】 11:30〜14:00 17:00~22:00(L.O.20:00) 【日曜・祝祭日】 11:30~14:30 17:00~21:00(L.O.20:00) |
駐車場 |
あり(大型バス4台、乗用車50台) |
公式HP |
http://takaraya.awk.jp/ |
味処 宝家周辺の立ち寄りスポット
千葉フォルニア(袖ヶ浦)
誰が呼んだか千葉フォルニア。。。カリフォルニアと雰囲気が似ていることから袖ヶ浦海浜公園に向かう全長1kmほどの市道が千葉フォルニア(別名:袖フォルニア)と呼ばれています。
映える写真を撮るために多くのライダーやドライバーが立ち寄る名所です。
時間帯によっては混雑して思うような写真が撮れない場合がありますので、朝早い時間に行くのがオススメですよ。
中の島大橋(木更津)
中の島大橋は、居崎海浜公園と木更津港に浮かぶ中の島とを結ぶ歩道橋です。高さ27m・長さが236mという日本一高い歩道橋で、富士山を背景に夕景がみまれることから恋人たちの聖地としても人気のスポットです。
木更津キャッツアイの舞台になったことでも有名ですね。
味処 宝家周辺の道の駅
木更津うまくたの里
房総の玄関口である東京湾アクアラインを通って最初に出会うことのできる道の駅で、木更津東ICに隣接した好立地の道の駅でもあります。木更津の名産品・ピーナッツを全面に推した道の駅でピーナッツ商品の品揃えは県内屈指!
のうえんカフェレストラン &TREE (アンドツリー)にはオシャレなテラスもあり、自然を感じながら食事が楽しめます。
ちなみに、のうえんカフェレストラン &TREE (アンドツリー)は、別記事でも紹介したのうえんカフェの系列店です。
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